こんにちは。本大好き編集者のグルリンゴ(@entame13423)です。
結論から!子供の教育方法に悩んでいる親は必読の一冊です。
「子供が勉強に興味をもってくれるにはどうしたらよいか」が懇切丁寧に書かれています。
今回ご紹介するのは、首都圏難関中学に数多くの合格者を送り出す「SAPIX小学部」で学ぶ子供たちの勉強法をまとめた一冊『10万人以上を指導した中学受験塾SAPIXだから知っている頭のいい子が家でやっていること』です。
『SAPIXだから知っている頭のいい子が家でやっていること』感想・レビュー
出版社:ディスカヴァー・トゥエンティワン
個人的星取
☆4.5 目からウロコの勉強法です。
Amazon星取
2023年3月7日
☆:4.5
レビュー数:25
作者紹介
佐藤 智(さとう・とも)
引用:Amazon商品紹介ページ
両親ともに教員という家庭に育ち、教育の道を志す。横浜国立大学大学院教育学研究科修了。中学校・高校の教員免許を取得。出版社勤務を経て、ベネッセコーポレーション教育研究開発センターにて、学校情報を収集しながら教育情報誌の制作を行う。その後、独立し、ライティングや編集業務を担う株式会社レゾンクリエイト(http://raisoncreate.co.jp)を設立。全国約1000人の教員へのヒアリング経験をもとに、現在は教育現場の情報をわかりやすく伝える教育ライターとして活動中。著書に『公立中高一貫校選び 後悔しないための20のチェックポイント』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)、『先生のための小学校プログラミング教育がよくわかる本』(共著/翔泳社)がある。
あらすじ・概要
首都圏難関中学合格者数No.1進学塾のSAPIXが初めて教える
引用:Amazon商品紹介ページ
「自ら学び続ける子に育てる」メソッドとは……?
国語・算数・社会・理科の教科別に紹介!
<こんな悩みはありませんか?>
・毎日「勉強しなさい」と言うのに疲れた
・子どものテスト結果がいつも悪い
・子どもに勉強を教えているとケンカになる
子どもが小学生になると「勉強」のことで頭を悩ませるご家庭は多いはずです。
本書では、そんな「勉強」に関する等身大の悩みを、難関中学への高い合格者数を誇る中学受験塾、
SAPIX小学部の先生たちにぶつけました。
もしかしたら、SAPIXの本というと、中学受験の攻略法や算数や国語の問題の具体的な解き方、
おすすめの中学校が掲載されていると思われるかもしれませんが、この本には載っていません。
本書は、もっとずっと手前にある「学びの本質」について書かれています。
・子どもが勉強に興味をもつには、どうすればいいか?
・学び続けていく子を育てるには、どういった習慣が必要か?
といった根本的に学びを好きになるには、家庭でどのような声かけや接し方をすればいいのかを紹介します。
具体的な例をあげて、「OKの声かけ・接し方」「NGの声かけ・接し方」をわかりやすく解説しています。
学びが楽しくなれば、子どもは自発的に勉強をはじめ、自然と学力につながっていくのです。
また、自分の頭で考えて試行錯誤する力もついていきます。
【こんな人におすすめ】
・小学1~4年生の子どもがいる
・子どもに「勉強は楽しいもの」だと思ってほしい
・子どもへの声がけに苦戦している
・中学受験を検討している
・中学受験のために塾へ通わせている
【目次】
1章 自発的に学び続ける「頭のいい子」
・子どもに問題を教えたあとにかける言葉は?
・教えたそばから忘れる子どもにイライラしたら? など
2章 国語ができる子になる習慣
・読解が苦手な子にどうアドバイスする?
・自分の考えを表現できるようになるには? など
3章 算数ができる子になる習慣
・数字を身近に感じさせるには?
・計算ミスが多い子にどうアドバイスする? など
4章 社会ができる子になる習慣
・社会科に興味をもたせるには?
・役に立ちそうもないことに子どもが夢中になっていたら? など
5章 理科ができる子にする習慣
・博物館や科学館などのミュージアムへは行くべき?
・植物や動物に興味をもたせるには? など
6章 中学受験との向き合い方
・先取り学習は必要?
・小学生のときに勉強しすぎると、あと伸びしない? など
感想・評価
試験対策ではなく、もっと根源的な問題……どうしたら子供は勉強に興味を持ってくれるのか。学ぶことが好きな子供にするためには何をすればよいのか。
これらが具体的な実例とともに紹介されています。それも国語・算数・理科・社会と教科ごとに。
ここまで具体的に「親が何をしたらよいか」が書いてある学習書は珍しいです。
中学受験はあくまで一つの選択肢です。してもしなくても、学ぶことの面白さを子供に伝えることが出来たら、自ずと居場所は見つかるはず。
現在の中学受験は知識の詰め込みでは突破出来ません。
知識の応用が必要なのです。
そのためには、ただ参考書を読んで学ぶのではなく、なぜ勉強が楽しいのかを親が子供に伝えることが重要です。
例えば理科。本書では散歩の重要性や、「保護者が興味のある博物館に行く」など、座学ではない知識の取り込み方が紹介されています。
万物の基礎となる国語では、「子供に読ませたい本を買ってくる」のではなく「親が読書している姿を見せる」のが重要だと説きます。
どの本を読むのが重要か、ではなく、本を読むと楽しいことを視覚的に理解させるのが大切なのです。
以上のように、超具体的な例とともに、SAPIX小学部の優秀な学生はいかに学んでいるのかを取り上げています。目からウロコの勉強法ばかりです。
『SAPIXだから知っている頭のいい子が家でやっていること』お得に読む方法
私が調査した結果、以下の方法が最もお得です。
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終わりに
暗記の時代、知識を詰め込む時代が終わったことを痛感します。いまの中学受験は、勉強の楽しさをいかに染み込ませるかにフェーズが移行しています。本書はその道先案内人になる一作です。ぜひ子供の中学受験に悩まれている親御さんに読んでいただきたいです。
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