こんにちは。漫画大好き編集者のグルリンゴ(@entame13423)です。
今回ご紹介するのは、社会人百合ラブコメ『サチとユーカ』1巻です。
私は百合ップルという言葉すら知らない百合初心者ではありますが、これまで読んできた百合作品は、過激な性描写に少し引いてしまうか、他方で二人の関係が清純すぎてリアリティを感じない、というものでした。
その点、『サチとユーカ』は、エロとラブコメのバランスが絶妙!
読んでいて本当に楽しい一冊です。
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『サチとユーカ』1巻(ネタバレ)
個人的星取
☆4.2 百合作品としてもラブコメとしてもハイクオリティだと思います。
Amazon星取
2023年1月10日現在
☆:4.8
レビュー数:74
作者紹介
詩原ヒロ:めちゃくちゃ素敵な公式サイトを拝見する限り、2006年頃から同人活動を開始しているようです。2013年「第1回モーニング・ツー&ITAN即日新人賞」で大賞を受賞。初の商業単行本は『ナイショの戸黒さん』。連載中の作品は「アイドリバティ」(コミプレ)、「サチとユーカ」(ヤングキングBULL)。
あらすじ・概要
【大学からの友人同士のサチとユーカは同居人でパートナー。自由奔放なユーカと自分を過小評価しがちなサチ。性格は真逆だけどお互いが何より大事な2人の社会人百合ラブコメ!】
感想・ネタバレ
面白かったです!!
百合漫画に強いわけではないので、この作品の下ネタがどの程度のレベルなのかわかりませんが、下品なのに下品ではない……カップルの性生活を嫌味なく、リアリティを持って描いているように感じました。
二人の絆が確固たるものとして描かれているのが高評価ポイントです。
ユーカが男性とスーパーで買物しているところを目撃してしまったサチ。普通のラブコメならひと悶着あるところなのですが、速攻で「あいつアタシの兄貴なんだけど」とネタバラシ、さらに花束渡しからのバイブ混入……と、テンポと勢いが良すぎて笑ってしまいました。
サチのツンデレというか優しいデレ具合が心地よいです。
「もう捕まっているよ 大学の頃からずっと」これ名言でしょう。
序盤から「譲一」という男性雑魚キャラ(褒め言葉)が登場します。
彼は女性二人と3Pしてしまうほどのイケメンモテ男で、ユーカに恋しているのですが、ユーカにその気は全く無く…。「フルチンの呼吸」からの「梅干し」コンボでこちらも爆笑です。隣に引っ越してきた譲一が、夜、泣きながら寝る理由…も最高です。
恋敵的な存在で「日下部さん」という女性GL作家さんが出てきますが、この日下部さんとサチとの顛末もこれまたお見事。嫌な気分せずに読み進めることができます。
さて、「花束にバイブ」から「フルチンの呼吸」から、何を言っているか意味がわからないかと思います(笑)。続きはぜひコミックスで。
『サチとユーカ』お得に読む方法
ebookjapanの「初回ログインでもらえる70%OFFクーポン」を使えば、定価715円のところ215円で購入することができます。しかもクーポンは6回利用可能なので、別の漫画をお得に購入することもできます。
終わりに
下ネタ満載、下品といえば下品なのですが、思わず笑ってしまう爽やで品のある、位の高い「お下品」です。そこにハイクオリティなラブコメが絡まり、読み始めたら止まりません。
こんな百合作品が読みたかった!と声を大にして言いたい一作です。
どうも、グルリンゴ(@entame13423)でした。
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