【好感度高!】『たびじゃん フリー雀荘全県制覇!』【ネタバレ】

たびじゃん 漫画

こんにちは。漫画大好き編集者のグルリンゴ(@entame13423)です。

今回ご紹介するのは、異色の麻雀漫画『たびじゃん フリー雀荘全県制覇!』1巻です。

私は麻雀超初心者(友人間での対局経験は何度も有り、雀荘未経験、役はわかる、点数計算はできない)ですが、そんな私が読んでも……もしかしたらそんな私だからこそめちゃくちゃ面白い一作でした。

そして旅漫画としても秀逸です。「麻雀わからないし……」という人でも読みやすい敷居の低さが魅力的な一冊です!

『たびじゃん フリー雀荘全県制覇!』1巻(ネタバレ)

個人的星取

4.0 麻雀バトルはもちろん、旅の模様が面白い!

Amazon星取

2023年1月14日現在 
☆:4.8
レビュー数:5

作者紹介

テラガミタクロウ:公式なプロフィールが見つかりませんでした。私は『近代麻雀』を読んでおらず……すみません。Twitterアカウントはこちら。つぶやきを拝見する限り、作品と同じくとても好印象な御仁です。過去に寺上太句郎名義で少年ジャンプ+にて『伝説のスケーター☆ノリ』を掲載されていました。

あらすじ・概要

全国を旅してフリー雀荘で麻雀を打つ漫画家の話。各県で1回必ずトップをとるという旅打ちは成功するか?

漫画家は麻雀素人。点数計算もあやしい。一発目の神奈川県ではまわりの打牌のスピードについていけず目がまわる。だがそれでも運だけでトップ。

続いて静岡県。せっかくなら鰻を食いたい。勝って鰻を食いたい。だが、ここは雀荘がなかなか見つからず早くも暗雲立ち込める。

果たして全県制覇なるか?

(引用:竹書房 商品紹介ページ)

感想・ネタバレ

まずご当地ルールが面白いです!!

各県の雀荘で1回はトップをとるまでその県を出られない「雀荘全県制覇の旅漫画」。

この企画の最大の魅力は、バラエティ豊かな各県の各雀荘によるルールや地元雀士に翻弄されながらもトップを目指すテラガミさんの苦闘が見られるところです。

テラガミさん、この1巻の時点では麻雀を本格的に打ち出して3年程度とのことで、旅に出る前は健康マージャンに通っていたほど。

実際、旅中の雀荘ではマイナスが続きます。雀荘の独自ルールに戸惑う場面や、点数計算についても若干の不安のある描写がされています。これが麻雀初心者の私にはとても共感して読むことができる!

そして旅の様子がめちゃくちゃ面白いです。雀荘が空いていないとか、ご当地のあの食べ物を食べたいから麻雀勝たなきゃとか、格安なゲストハウスや旅館に泊まるその室内の描写とか、雀荘のメンバーさんたちが著者を知っていて優しいとか、『ノーマーク爆牌党』の片山まさゆき先生の4番弟子に会うとか、とにかく地元感がとっても楽しいのです。

個人的に好きなのは兵庫編。埼玉の麻雀大会で好成績を残したテラガミさんは、意気揚々と旅を再開し兵庫へ。精神的マッチョで挑んだフリーで四暗刻喰らい自信喪失。その後、「いました」と海底。なんとか1度トップ。その後練習も兼ねて7半荘。この紆余曲折ぶりに痺れますし、著者の麻雀を練習しようとする気持ちも素敵です。

雀荘メンバーさんのお気持ちを考えたことがなかったので、テラガミさんが実体験したルポも面白かった!

各話の合間に、旅中の写真が何枚か掲載されています。この撮影にほぼ興味がない感じの写真、好感持てます。

『たびじゃん フリー雀荘全県制覇!』お得に読む方法

ebookjapanの「初回ログインでもらえる70%OFFクーポン」を使えば、定価1,540円のところ1,040円で購入することができます。しかもクーポンは6回利用可能なので、別の漫画をお得に購入することもできます。

終わりに

普通に絵がお上手だと思うのです。テラガミさん。色々なタッチを持っている方だと思いますし、ギャグパートも思わず笑ってしまう。もっと売れて、もっと有名になっても良いはずの御仁だと思います。ぜひご一読ください!

どうも、グルリンゴ(@entame13423)でした。

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グルリンゴと申します

漫画や映画などエンタメ作品に取り憑かれた編集者です。

編集歴15年以上。大学卒業後、出版社に就職。雑誌や漫画、ビジネス書などの編集を経験。これまで手掛けた作品は50作以上。

幼少期から本に囲まれる生活を送る。年間の読書量は漫画100冊、書籍30冊程度。映画の鑑賞本数は年間100~200本程度。自分が「これは面白い!」と思った作品を(押し付けがましくないように)人にオススメするのが生きがいで、このブログを始めました。

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