【ギフテッドの波紋】『ダイヤモンドの功罪 』【ネタバレ】

ダイヤモンドの功罪 漫画

こんにちは。漫画大好き編集者のえどちゃ(@entame13423)です。

今回ご紹介するのは、あらゆるスポーツの能力が万能な少年が、野球と出会う『ダイヤモンドの功罪』です。
特出したIQや能力をもつがゆえに、周囲との関係性を構築できず悩む人も多いという「ギフテッド」。

本作は「ギフテッド」が直面する困難を、真正面から取り上げた作品です。

グルリンゴ
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めちゃくちゃ斬新で面白い!

グルリンゴについて


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☆年間の読書量は漫画100冊、書籍30冊程度。映画の鑑賞本数は年間150本程度。
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☆「これは面白い!」と思った作品を人にお勧めするのが生きがい。

『ダイヤモンドの功罪 』感想(ネタバレ)

個人的星取

4.0 面白い!新しい形のスポコン漫画。

Amazon星取

2023年6月19日 
☆:4.8
レビュー数:51

作者紹介

平井大橋:既作に『ゴーストライト』 『ゴーストバッター』 『[10Pショート読切] サインミス』 『可視光線』。こちらのブログに、これらの読み切りと『ダイヤモンドの功罪』との関係が描かれています。

あらすじ・概要

「オレは野球だったんだ!」 運動の才に恵まれた綾瀬川次郎は何をしても孤高の存在。自分のせいで負ける人がいる、自分のせいで夢をあきらめる人がいる。その孤独に悩む中、“楽しい”がモットーの弱小・少年野球チーム「バンビーズ」を見つける。みんなで楽しく、野球を謳歌する綾瀬川だったが…。

(引用:Amazon商品紹介ページ)

感想・評価

1巻

これは面白い!

逆「スポコン」と言いますか、ひねくれたほうに根性が加速するスポーツ漫画ですね。
運動の才に恵まれた主人公の綾瀬川次郎は、運動において天賦の才に恵まれています。

水泳をやっても、テニスをやっても、小学5年生にして身長168㎝のギフテッド・綾瀬は周囲に妬まれます。
あまりに運動能力があるから。

少しかじっただけで、そのジャンルの日本代表レベルになるほど。
どこにもなじめない綾瀬の前に現れたのは、硬式野球チーム「足立バンビーズ」。

弱小野球チームです。
初めてボールを投げた綾瀬川でしたが、やはりここでも、とてつもない才能を見せつけます。
しかし「足立バンビーズ」は、公式戦で一度も勝ったことのない彼らは、綾瀬川を受け入れます。

自分たちが弱すぎるからこそ、特異な存在である綾瀬を受け入れられたのです。
しかしここで、綾瀬川を闇落ちさせる大人が登場してしまいます。
そして綾瀬川は、再び孤立します。その実力のせいでーー。

そしてU12日本代表最終選考会を通過した綾瀬川は、孤立を抱えながら日本代表に加わります。
しかし、ここで衝撃なことが起こります。ある「暴力事件」がーー。

かなりショッキングがラストが待ち受けています。

2巻

2巻も面白い……面白さが加速していますね。

1巻よりもさらに綾瀬川の才能が突き抜けていることを描写しています。
白眉は、日本一のチームとの試合中、綾瀬川が桃吾に話しかける場面です。

桃吾 あの…一瞬相談 引き分けでいいならさぁ 一本か二本くらい 打たせてあげようよ

『ダイヤモンドの功罪』2巻

なんと卑近な……。真剣に野球を取り組んでいるメンバーへの冒涜です。
が、それをナチュラルに発言してしまう。綾瀬川の才能の前では、どんな失礼でもひれ伏すしかない。

ダイヤモンドの功罪 著者の過去の読み切りが凄い

著者は平井大橋さん。過去の作品一覧はこちらから。
過去の読み切りでも特に「ゴーストライト」が逸品。
こちらも天才を描いた物語で、『ダイヤモンドの功罪』とのシンクロ部分もあります。

『ダイヤモンドの功罪 』お得に読む方法

私が調査した結果、以下の方法が最もお得です。

ebookjapanの「初回ログインでもらえる70%OFFクーポン」を使えば、定価710円のとこ213円で購入することができます。しかもクーポンは6回利用可能なので、別の漫画をお得に購入することもできます。

終わりに

今回は『ダイヤモンドの功罪 』をご紹介しました。

「ギフテッド」の存在は、周囲を混乱させます。
本来はその能力を活かしてもらうべく動くべきなのに、嫉妬や憎悪の感情が周囲には芽生えます。

もしくは、ギフテッドを利用してやろうという姑息な大人の気持ちも。

なんて怖い新連載が始まったのだろう!

ぜひご一読ください!

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ブログ管理人

グルリンゴと申します

漫画や映画などエンタメ作品に取り憑かれた編集者です。

編集歴15年以上。大学卒業後、出版社に就職。雑誌や漫画、ビジネス書などの編集を経験。これまで手掛けた作品は50作以上。

幼少期から本に囲まれる生活を送る。年間の読書量は漫画100冊、書籍30冊程度。映画の鑑賞本数は年間100~200本程度。自分が「これは面白い!」と思った作品を(押し付けがましくないように)人にオススメするのが生きがいで、このブログを始めました。

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