【不登校OK】『学校に行かない君が教えてくれたこと』【ネタバレ】

学校にいかない君が教えてくれたこと 不登校

こんにちは。漫画大好き編集者のグルリンゴ(@entame13423)です。

今回ご紹介するのは、小学校1年生で不登校になった子供とその親を描く『学校に行かない君が教えてくれたこと』です。

切実です。読んでいて涙が出てきます。頑張れ、頑張れと応援したくなります。
さくらももこ風味の絵が織りなす母子(時々父)の奮闘記。めちゃくちゃ面白いですし、タメになる一作です。

グルリンゴについて


★出版社での編集者歴15年以上。漫画、ビジネス書などの編集を経験。
☆年間の読書量は漫画100冊、書籍30冊程度。映画の鑑賞本数は年間150本程度。
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☆「これは面白い!」と思った作品を人にお勧めするのが生きがい。

『学校に行かない君が教えてくれたこと』感想(ネタバレ)

個人的星取

4.3 愛せる奮闘記!

Amazon星取

2023年4月28日 
☆:4.7
レビュー数:124

作者紹介

●今じんこ:公式HPはこちら。フリーのグラフィックデザイナー。画風から、良い意味でさくらももこさんの影響を感じます。

あらすじ・概要

「明日学校行かない」
小学校に入学して早々、長男・もっちんが突然の宣言!
「勉強」「将来」「社会性」…。
周りはいろいろ言うけれど、私たち親子はどうしたらいいの!?

「不登校」の不安・恐れ・偏見に悩んで迷ってテンパりながら、親子の答えに辿り着くまでをじっくり丁寧にセキララに描きました。

「学校がしんどい」「合わない」
そんな子どもたちが苦しむ必要のない時代が早く来ますように。
未来への願いを込めた、実録コミックエッセイです!

(引用:Amazon商品紹介ページ)

感想・評価

主要登場人物

じんこ……主人公。もっちんのことを全力で想うが、「不登校」にどう対応すればよいか悩む。

もっちん……長男。小学校に入学すると「学校に行きたくない」と言うようになる。

夫……素敵なとーちゃん。だが、もう少しじんこと一緒に問題に向き合ってほしい。

ずん……次男。とにかくかわいい天使。

「やり直したいと思うことはたくさんあるけど もし一度だけ過去に戻れるならこの時を選んで私に伝えたい」

「もっちんが喜んで見えたのは学校に行けた達成感からじゃないよ」

「学校に行けたら喜ぶからだよ」

引用:『学校に行かない君がおしえてくれたこと』

親はどう動けばよいか

小学1年生で不登校になったもっちんの母は、週に1,2度、おうち学校として、自宅で息子に勉強を教えるようになります。

休んだ日は家で頑張るから、学校休んでもいいよね。それでもっちんの調子も良くなってきているようだし……。

しかし実は、このときお母さんはもっちんの不安ではなく、自分自身の不安を打ち消すために行動していました。「寄り添い」という圧力のもとに。

学校がすべてか

小学2年生になると、もっちんは毎日学校へ行くようになります。母も学校の先生も「学校に行けてえらい!!」と、もっちんを褒めたたえます。

そう、まるで「学校に行くのが偉いことなんだよ。学校に行かない子は偉くないんだよ」という意味でも受け取れるように。

新型コロナの弊害

もっちんを多くのストレスが襲います。愛猫の死、祖父の死、新型コロナウイルス。

一斉休校明け、もっちんの精神状態は限界でした。家では泣き叫び、母の手を叩いてしまうことも。もっちん母も、次第に育児ノイローゼになっていきます。

そこで医師や、支援センターに電話をしますが、子供は学校に行けている、相談できる先生はいる、「お母さんは何にお悩みでしょうか」と言われてしまいます。

誰にも苦しさをわかってもらえないのです。

やがてもっちん母はうつ病になり、もっちんに学校を休ませる選択をします。

切実な思いが伝わってきます。正論を振りかざす周囲の声に対抗して、もっちんと、もっちん母は、自分たちにとって大事なことを見つけていきます。

この家族の結末をぜひ、見届けてあげてください。

『学校に行かない君が教えてくれたこと』お得に読む方法

私が調査した結果、以下の方法が最もお得です。

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終わりに

今回は『学校に行かない君が教えてくれたこと』をご紹介しました。かなり辛い内容の作品ではありますが、作者の絵の柔らかな雰囲気がうまく中和しています。子育てをするうえで大切なことが多く書かれています。

ぜひご一読ください!

どうも、グルリンゴ(@entame13423)でした。

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グルリンゴと申します

漫画や映画などエンタメ作品に取り憑かれた編集者です。

編集歴15年以上。大学卒業後、出版社に就職。雑誌や漫画、ビジネス書などの編集を経験。これまで手掛けた作品は50作以上。

幼少期から本に囲まれる生活を送る。年間の読書量は漫画100冊、書籍30冊程度。映画の鑑賞本数は年間100~200本程度。自分が「これは面白い!」と思った作品を(押し付けがましくないように)人にオススメするのが生きがいで、このブログを始めました。

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