【漫画好きに勧めたい】『そことかしこ』【ネタバレ】

そことかしこ 漫画

こんにちは。漫画大好き編集者のグルリンゴ(@entame13423)です。

今回ご紹介するのは、西村ツチカさんとネルノダイスキさんからの帯推薦コメントが目立つ、新人漫画家のデビュー作『そことかしこ』です。

イラストレーター出身特有の世界観、芸術性がほとばしる一作。

「漫画好き」でもなく「漫画オタク」でもなく「漫画ファン」でもなく、「漫画愛好家」にオススメしたい一冊です。話題になるのは時間の問題!

グルリンゴについて


★出版社での編集者歴15年以上。漫画、ビジネス書などの編集を経験。
☆年間の読書量は漫画100冊、書籍30冊程度。映画の鑑賞本数は年間150本程度。
Twitterでは最新のお勧めエンタメコンテンツを紹介。
☆「これは面白い!」と思った作品を人にお勧めするのが生きがい。

『そことかしこ』内容紹介

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個人的星取

4.0 デビュー作にして独自の世界観、ハイクオリティ。読者の記憶を揺さぶります。

Amazon星取

2022年11月19日現在 
☆:4.6
レビュー数:3

2022年12月4日現在
上同

作者紹介

長田結花:挿絵、装画などの分野でイラストレーターとして活躍中。Instagramを拝見する限り、小説誌の挿絵のお仕事も多いです。梶よう子さんの文庫の装画も担当されていて、これも素敵です。

あらすじ・概要

二つの世界がゆるやかに溶け合う、色彩豊かなショート・ストーリー。
ウェブ漫画サイトCOMIC熱帯で発表し、著者のTwitterでも反響を呼んだ「夜と鉛筆」、「墨と道行」といった連載作品に加え、描き下ろしの2編を加えた12編を収録。
心の奥底にひそむ、暖かな記憶がよみがえる、圧巻のフルカラー&セリフなし連作短編集。

収録作品
夜と鉛筆
雨と星
秋草と曲線
墨と道行
かきとかご
風と靴
うたたねと雪
バス停と時
影と橙
花と道行
テラスと紙片(描き下ろし)
夜と筆と朝(描き下ろし)

(引用:Amazon)

感想・評価

フルカラー&セリフ無し。この差別化は完全に吉と出ています!

白眉は「秋草と曲線」。美術館にいると、目の前にある作品の世界に入り込む(妄想する)ことってありますよね。それを具象化した作品です。曲線……扇子という題材が素敵すぎる。狭い中にも、坂の上り下りや雲などで広がりを感じさせる。うまいですねーー。

イラストレーター出身なだけあって、一枚絵がバシッと決まっています。どのコマをとっても装画になりそうな。

「花と道行」には泣きそうになりました。発想が凄い。風邪で寝込んでいる女性の布団の上をハイキングする親子。足を折り曲げて盛り上がっているところを山頂に見立て、布団の柄の桜が吹雪く。そして風邪が治っている。うーん、めっちゃ情景描写いいですねー。

もっと話題になってほしい……話題にならないとおかしい一作だと思います。

「アフター6ジャンクション」あたりで取り上げてもらえないかな。どこか懐かしい、記憶を呼び起こすような物語に、作者独特の世界観や表現が加わって、他にはない幸福な読後感があります。多くの人に届きますように!

『そことかしこ』お得に読む方法

私が調べた限り、こちらの方法が最もお得です。

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どうも、グルリンゴ(@entame13423)でした。

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グルリンゴと申します

漫画や映画などエンタメ作品に取り憑かれた編集者です。

編集歴15年以上。大学卒業後、出版社に就職。雑誌や漫画、ビジネス書などの編集を経験。これまで手掛けた作品は50作以上。

幼少期から本に囲まれる生活を送る。年間の読書量は漫画100冊、書籍30冊程度。映画の鑑賞本数は年間100~200本程度。自分が「これは面白い!」と思った作品を(押し付けがましくないように)人にオススメするのが生きがいで、このブログを始めました。

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