【毒親誕生】『すべては子どものためだと思ってた』【ネタバレ】

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すべては子どものためだと思ってた 漫画

こんにちは。漫画大好き編集者のグルリンゴ(@entame13423)です。

今回ご紹介するのは、中学受験を機に毒親へと変貌を遂げた母親を描くすべては子どものためだと思ってたです。

「お母さん変わるから…ごめんね」
↑この言葉、あなたはポジティブに捉えますか。ネガティブに捉えますか。
答えは本作の最終ページに描かれています。

グルリンゴ
グルリンゴ

物語の冒頭、未熟児の息子に向かって母は「特別じゃなくていい」「立派じゃなくていい」

と告げます。しかし、彼女の考え方は大きく変わっていくのでした。

すべての親が共感する物語です。

グルリンゴについて


★出版社での編集者歴15年以上。漫画、ビジネス書などの編集を経験。
☆年間の読書量は漫画100冊、書籍30冊程度。映画の鑑賞本数は年間150本程度。
Twitterでは最新のお勧めエンタメコンテンツを紹介。
☆「これは面白い!」と思った作品を人にお勧めするのが生きがい。

『すべては子どものためだと思ってた』ネタバレ

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個人的星取

4.3 KADOKAWAの「シリーズ立ち行かないわたしたち」シリーズ最新作。今のところシリーズに外れなし!

Amazon星取

2023年12月20日 
☆:4.5
レビュー数:106

作者紹介

しろやぎ 秋吾:イラストレーター、漫画家。SNS、ブログでフォロワーから募集した話や家族の話を公開している。
twitter:siroyagishugo
Instagram:siroyagishugo
ブログ:http://siroyagishugo.com/
(引用:Amazonn内容紹介)

あらすじ・概要

専業主婦の土井くるみは長男・こうたに特別じゃなくても普通の幸せをつかんでほしいと考えていた。
しかし、こうたは体が弱く、自己主張もあまりしないことから小学校のヒエラルキーが下であることを知ってしまう。
また、こうたが進学予定の地元の中学校は生徒の素行のせいで評判が悪いということを知ったくるみは、親が行動しないと子どもに普通の幸せを与えられないという思いからこうたの中学受験を決意する。
受験勉強を頑張るこうたのために様々な情報を仕入れて実践していくくるみ。だが、くるみの思いはこうたを、家族を次第に追い詰めていくのだった――。
果たして「子どものため」の正解とは? 毒親問題に切り込む挑戦的セミフィクション。
(引用:Amazon内容紹介)

感想・評価

子どもにちょっとでも「足りない」ところがあると、極端に心配になってしまう親は必読。

【主要登場人物】

土井くるみ……38歳。専業主婦。体が弱い子供のことを想うばかりに……。

土井けんじ……40歳。サラリーマン。優しいようでいて、その実たいして家庭を顧みていない。

土井こうた……小学3年生。マイペース。生まれつき体が弱く、保健室によくいる。

それだけでいい

冒頭が素晴らしいのです。

未熟児として生まれた息子に、母親が優しく告げます。

「特別じゃなくていい」

「立派じゃなくていい」

「ただこの世に存在してくれるだけでいい」

「ただこの子が健康で 誰かと一緒に笑って 幸せに生きてくれたら」

「それだけでいい」

そう。どんな親でも、子供が生まれた時はそう強く願うのです。
ただただ普通に生きてくれればそれで充分、と。
主人公・くるみは、その思いを胸に息子のこうたを育ててきました。
しかし、こうたが小学生になると、考え方が少しずつ歪み始めるのです。

他者と比較してしまう

くるみは、ついついこうたと他のクラスメイトとを比べてしまいます。

体が弱いこうたは、他者から下に見られがち。
人より成長が遅く失敗を繰り返したこうたは、困ったことを口に出さず、問題を先送りにしてしまう癖もあります。

夫のけんじに相談しても
「もしものことがあれば そのとき困ればいいんだよ」
と優しく諭されます。優しいふりをした、もっともらしいことを言うクズ夫の典型です。

習い事

くるみはこうたに空手を習い始めさせます。

クラスメイトでちょっと当たりが強いかえで君がいたのが予想外でしたが、こうたは優しい先生に魅せられ、空手を続けることにします。

中学受験の沼へと

くるみには負い目がありました。

健康な体でこうたを産んであげられなかった。
「普通」な状況ですらないスタートだった。
ミルクを飲まないのも、
夜中に起きて泣くのも、
何回も何回も風邪をひいてしまうのも、
視力が弱いのも、
毎日注射をうたなきゃならないのも、

全部自分のせいだ。

義母には「母乳にしてほしい」と言われ、
夫は仕事にかまけて育児をせず。

そんなくるみを救ったのは、SNSのママ友仲間でした。

主体性のないこうたを一人前に育てなければならない。

そんな焦りのなかで、こうたの友人たちは、中学受験の準備をしています。

焦るくるみ。焦る。なんとか、しなきゃ、私が。

空手を続けて1年

こうたは空手を続けて1年が経ちました。続いているのです。大きな進歩です。

平行して、こうたは入塾します。

しかし6年生の夏、こうたの成績は伸び悩みます。

簡単な問題なのに間違えてしまう。

1日は目いっぱい勉強に時間を当てている。

それなのに成績が伸びない。

あ、そういえばあったな。勉強以外の時間が。

空手だ。空手の時間だ。空手を辞めさせよう。

中学受験が近づくにつれて、くるみの精神は崩壊していきます。

ただただ「普通の幸せ」を手にしてほしいがタメに……。

中学受験のその後

この作品、なんとここまでで半分です。

中学受験の結果が出てからが後半です。

そう、中学受験の結果はどうあれ、そこで人生は終わらないのです。終えられないのです。

くるみは、3年後を見据えます。そうして狂気を宿します。

毒親誕生の瞬間を、これでもかとリアルに描きます。

くるみには負い目があります。普通に産んであげられなかった。

その子供への強い思いが歯車を狂わせます。

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終わりに

今回はすべては子どものためだと思ってたをご紹介しました。

面白いです。同時に怖さも感じる作品です。
親なら一度は考えてしまう「中学受験をさせるかどうか」。

毒親になるきっかけは、自分でも気づかない些細な事。それが克明に描かれた作品です。

どうも、グルリンゴ(@entame13423)でした。

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グルリンゴと申します

漫画や映画などエンタメ作品に取り憑かれた編集者です。

編集歴15年以上。大学卒業後、出版社に就職。雑誌や漫画、ビジネス書などの編集を経験。これまで手掛けた作品は50作以上。

幼少期から本に囲まれる生活を送る。年間の読書量は漫画100冊、書籍30冊程度。映画の鑑賞本数は年間100~200本程度。自分が「これは面白い!」と思った作品を(押し付けがましくないように)人にオススメするのが生きがいで、このブログを始めました。

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