【怖面白い!】『ヘルパーあつこと愉快な上流老人』【ネタバレ】

ヘルパーあつこと愉快な上流老人 漫画

こんにちは。漫画大好き編集者のグルリンゴ(@entame13423)です。

今回ご紹介するのは、『透明なゆりかご』の沖田×華新作『ヘルパーあつこと愉快な上流老人』1巻です。

「愉快な上流老人」とありますが、愉快というより、ホラーみを感じさせる内容です。

グルリンゴ
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余裕のある上流老人のお世話かと思いきや……

グルリンゴについて


★出版社での編集者歴15年以上。漫画、ビジネス書などの編集を経験。
☆年間の読書量は漫画100冊、書籍30冊程度。映画の鑑賞本数は年間150本程度。
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☆「これは面白い!」と思った作品を人にお勧めするのが生きがい。

『ヘルパーあつこと愉快な上流老人』感想(ネタバレ)

個人的星取

4.3 さすがの筆力!予想の斜め上の展開。

Amazon星取

2023年7月13日 
☆:-
レビュー数:-

作者紹介

沖田×華:漫画家。2005年デビュー。「透明なゆりかご~産婦人科医院 看護師見習い日記」「蜃気楼家族」「ガキのためいき」「ドン引きナース」「お別れホスピタル」「不浄を拭うひと」や「毎日やらかしてます。」シリーズなどの作品がある。「透明なゆりかご」は、2018年に第42回講談社漫画賞少女部門受賞。NHKでドラマ化され、 第73回文化庁芸術祭ドラマ部門の大賞を受賞。
(引用:WEBザテレビジョン)

あらすじ・概要

「老後」に必要なのは「お金」?
それとも……。
安井あつこ、39歳。
学生時代、「金持ちに囲まれる人生を送る」と占いで言われた彼女は卒業後、見事玉の輿に乗るも、離婚。
離婚後とったヘルパーの資格を生かして、ヘルパー派遣会社に登録すると、派遣先は豪邸が集まるお屋敷街で……!?
彼女の新たな「金持ちに囲まれる人生」は、いったいどうなる!?
さまざまな「老後」を描く、『透明なゆりかご』『不浄を拭うひと』の沖田×華・期待の新作がついに単行本化!!

(引用:Amazon商品紹介ページ)

感想・評価

面白い!!

食べ物が捨てられない大富豪。

あまりに悲惨な過去を持つ酒造会社2代目。

高級特養入居者のピアノ弾き。

病院の最上階に暮らす余命数日の不動産会社社長夫人。

主人公・安井あつこが対応するのは、一筋縄ではいかない富裕層たち。

こういったテーマの場合は、大抵貧困だったり厳しい現実を突きつける系になりがちですが、さすが沖田×華さん。まさかの富裕層をターゲットに描きます。

富裕層だから、老人ホームも快適ですよね?と思ったあなた。
それは半分正解で、半分間違っていることがこの漫画を読めばわかります。

また、ヘルパーの負担も富裕層相手なら減るのでは?と思ったあなた。それも半分は誤りです。
富裕層ということは、何かしらの才能で財を成してきた人たち。
こだわりが強く、偏屈な人たちが多いのです。

その相手をするヘルパーの労力たるや。
こだわりが強いからこそ、老後の生活が快適とも言えない側面があるのです。

そして富裕層にはドラマがあります。
それは遺産相続の行方。それにかかわる家族関係。

人生の終盤戦である「老後」を見つめることで、人間の本性や本質が見えてきます。

ただただ死に行く人を見守るだけの「見守りサービス」なんて業務も。
これには驚きました。

富裕層のヘルパーの地位を譲りたくない偏屈な高齢ヘルパーも登場します。
なんと介護する人よりもヘルパーのほうが年上なんてこともあるのです。

ときどき挟み込まれる主人公・安井あつこと息子・真実王とのエピソードがめちゃくちゃ良い!
真実王の世間知らずな視点が、逆に安井あつこの心をほぐしていきます。

『ヘルパーあつこと愉快な上流老人』お得に読む方法

私が調査した結果、以下の方法が最もお得です。

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終わりに

今回は『ヘルパーあつこと愉快な上流老人』をご紹介しました。

超高齢化社会ですが、一部の富裕層は快適な「老後」を手に入れます。
と思っていましたが、彼らにも事情はある。裕福なりの。

どうも、グルリンゴ(@entame13423)でした。

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グルリンゴと申します

漫画や映画などエンタメ作品に取り憑かれた編集者です。

編集歴15年以上。大学卒業後、出版社に就職。雑誌や漫画、ビジネス書などの編集を経験。これまで手掛けた作品は50作以上。

幼少期から本に囲まれる生活を送る。年間の読書量は漫画100冊、書籍30冊程度。映画の鑑賞本数は年間100~200本程度。自分が「これは面白い!」と思った作品を(押し付けがましくないように)人にオススメするのが生きがいで、このブログを始めました。

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