【ネタバレ】『生きるのがしんどい女が「死ぬまでにやりたいことリスト」を消化していく話 』

生きるのがしんどい女が「死ぬまでにやりたいことリスト」を消化していく話 漫画

こんにちは。漫画大好き編集者のグルリンゴ(@entame13423)です。

今回ご紹介するのは、他に類を見ない作品『生きるのがしんどい女が「死ぬまでにやりたいことリスト」を消化していく話 』です。

タイトル通り、著者が死ぬまでにやりたいことをやっていく話なのですが、著者の自虐があまりに歪で、また描きこまれるダジャレや謎のキャラクターも歪で、読んでいて頭がクラクラしてくる漫画になっています。

グルリンゴ
グルリンゴ

生きるのがしんどい人が読んだらさらにしんどくなるような……

私は大好きな一作です!!

グルリンゴについて


★出版社での編集者歴15年以上。漫画、ビジネス書などの編集を経験。
☆年間の読書量は漫画100冊、書籍30冊程度。映画の鑑賞本数は年間150本程度。
Twitterでは最新のお勧めエンタメコンテンツを紹介。
☆「これは面白い!」と思った作品を人にお勧めするのが生きがい。

『生きるのがしんどい女が「死ぬまでにやりたいことリスト」を消化していく話 』ネタバレ

個人的星取

4.6 類を見ない作品。大傑作!!

Amazon星取

2023年9月8日 
☆:4.8
レビュー数:13

作者紹介

タワシ:イラストレーター・漫画家として活動。Twitterに投稿した『生きるのがしんどい女が「死ぬまでにやりたいことリスト」を消化していく話』が次々とバズりウォーカープラスでの連載がスタート。北海道出身関東在住。 (引用:Amazon内容紹介)
twitterアカウントは以下より。twitterのつぶやきは普通でそれが逆に怖い……。

あらすじ・概要

独特すぎる語り口で描く、共感&爆笑必至のコミックエッセイ!

35歳、ほぼ無職、友達もいない、何もしたくない…。
漠然と「もう死にたい」気持ちを抱える主人公が「人生でやりたいことリスト」を捻り出し、消化していくことで、なんとか生きづらさにあらがっていく。
Twitterでバズを連発した共感&爆笑必至のコミックエッセイ!
Web未掲載の描き下ろしを30ページ以上収録し書籍化。

★麒麟 川島明さん絶賛★
「純粋なる傑作。ひきこもりだから描けた挑戦見聞録」

【生きづらさにあらがう11の体験】
スカイダイビング/汚部屋の掃除/一人アフタヌーンティー/海まで40km歩く/友達をレンタル/断食/フロートタンク/猫カフェ/世界一甘いお菓子/激辛ラーメン/滝行
(引用:Amazon内容紹介)

感想・評価

注意!!
死にたい著者が色々やったけど、結局死にたいのか生きたいのかよくわからないので、これを読んで元気になりたい!と思っている人は思った内容と違います!

【主要登場人物】

多和志田たわ子……35歳独身ほぼ無職。イラストレーターだが仕事がほとんどないので貯金を切り崩して生きている。友達もいない。帰れる実家もない。
「孟子が2体で孟子2体」と意味不明なことをつぶやいている……。

ーーー以上一人のみーーー

個人的大傑作

もし他に見たことのない作品を「傑作」と呼ぶなら、本作は大傑作です。

生きるのがしんどい彼女の生き様を読み終わっても、「生きよう!!」と思えるような作品ではありません。
どちらかというと「死ぬまでにやりたいこと」をやっても大して変わらない著者の姿を見て、より生きるのがしんどくなるかも……。
でもほとんどの人は、この作品のコミカルな、不思議な魅力にエネルギーを受け取って元気になるはず。

謎すぎるダジャレが癖になる

孟子が2体で孟子2体…

引用:『生きるのがしんどい女が「死ぬまでにやりたいことリスト」を消化していく話 』

孟子のことをよく知らない著者が語感だけで呟くこの言葉が癖になります。

そして登場する謎のキャラクターたちも癖になります。
ポジティブタ、えらいおん、やってみよウンコ、今を大事にしよウサギ、しょうが、今やりたいことを考えヨーロッパオオカミ、寝タイガー……

その時々の主人公の気持ちを表現したクソしょうもないダジャレキャラクターたち。
ここに挙げた10倍くらいの数のキャラクターが出てきます。

愛らしくてくだらない膨大なキャラクターたちが注ぎ込まれます。
あまりに多すぎる、読んでいて気が狂いそうになる……。

やりたいことをやっても不安は解消しない

最初に主人公が書き出した「やりたいこと」リストは以下。

私がやりたいこと

・スカイダイビング
・バンジージャンプ
・断食道場
・滝行
・世界一甘いお菓子を食べる
・激辛ラーメンを食べる
・家から海まで歩いてみる(徒歩7時間くらい)
・友達をつくる

著者がこれらに挑戦します。
本来なら挑戦することによって新たな気づきが訪れ、人生に光が差し込む……という展開になりそうですが、大してそうはなりません。

断食道場では日々嘔吐に悩まされ、滝行で気づいたのは服の温かさで……。
あまりにしょうもないです。あまりにしょうもない著者の気づきに笑ってしまいます。

私が一番笑ったのは、スカイダイビングのときに一緒に飛ぶことになったリア充グループの描き方。
終始「ウェイウェイ」言っている奴らを小ばかにしたな表現が最高です。

とにかく信用できる語り手

この作品の魅力を一言でいうなら「信用できる!!」です。
嘘のない体験記を読んでいると、本当に私もスカイダイビングや断食をやった気持ちになれるのです。
「あぁ……私がやってもこんな感じなんだろうな」と。

自虐たっぷりの著者の言動は、嘘偽りがなさそうで信用できるのです。

『生きるのがしんどい女が「死ぬまでにやりたいことリスト」を消化していく話 』お得に読む方法

私が調査した結果、以下の方法が最もお得です。

ebookjapanの「初回ログインでもらえる70%OFFクーポン」を使えば、定価1,375円のところ875円で購入することができます。しかもクーポンは6回利用可能なので、別の漫画をお得に購入することもできます。

『生きるのがしんどい女が「死ぬまでにやりたいことリスト」を消化していく話』ebookjapan初回登録で70%OFFはこちら

終わりに

今回は『生きるのがしんどい女が「死ぬまでにやりたいことリスト」を消化していく話 』をご紹介しました。

癖になる自虐描写をぜひ読んでいただきたい!!
ハマる人にはハマる漫画です。

どうも、グルリンゴ(@entame13423)でした。

漫画
グルリンゴをフォローする
ブログ管理人

グルリンゴと申します

漫画や映画などエンタメ作品に取り憑かれた編集者です。

編集歴15年以上。大学卒業後、出版社に就職。雑誌や漫画、ビジネス書などの編集を経験。これまで手掛けた作品は50作以上。

幼少期から本に囲まれる生活を送る。年間の読書量は漫画100冊、書籍30冊程度。映画の鑑賞本数は年間100~200本程度。自分が「これは面白い!」と思った作品を(押し付けがましくないように)人にオススメするのが生きがいで、このブログを始めました。

グルリンゴをフォローする
グルリンゴ

コメント

タイトルとURLをコピーしました