こんにちは。漫画大好き編集者のグルリンゴ(@entame13423)です。
今回ご紹介するのは、今年一番の衝撃作『メンヘラ製造機だった私が鼻にフォークを刺された話』です。
ショッキングな描写があるので注意。血とかドバドバ出るので、耐性が無い人はスルーをお勧めします。正直、読んでいて具合が悪くなる場面もありました。
しかし、読んで得られるものは多い作品です。ぜひ一読いただきたい気持ちもあります。
「この体験を漫画にする、それが私の復讐です。」このキャッチコピーの真意。何と爽快な読後感!
え、これ実話…?著者あとがきに震えます
『メンヘラ製造機だった私が鼻にフォークを刺された話』感想(ネタバレ)
個人的星取
☆4.2 過激な描写に注意。
Amazon星取
2023年7月31日
☆:5.0
レビュー数:2
作者紹介
前田 シェリー かりんこ:1児の母。NAPBIZ公式ブロガー。インスタグラム、ブログ、ツイッターに自身の体験を元にしたコミックエッセイを投稿。
(引用:Amazon商品紹介)
あらすじ・概要
この体験を漫画にする、それが私の復讐です。
メンヘラ製造機と呼ばれていた20代の頃。
当時付き合っていた彼氏も例外ではなく、些細なことで言い合いになる。
彼氏の怒りが高まりはじめ、帰ろうとすると更に彼氏は怒り出し…。
怒りが頂点に達した彼氏が手にしたのは、フォークだった―。
「このままでは殺される」
そして、命をかけた一か八かの賭けに出る!!
喧嘩し、負傷し、匿われ、追い込まれ、予想だにしない権力者の登場…
読み始めたら止まらない、SNSで話題沸騰の実話に基づくノンストップコミックエッセイ。
SNSでは描かれなかった事件のその後の“秘められた思い”を描き下ろしに加え、待望の書籍化!
感想・評価
主要登場人物
かりんこ……主人公。20代前半のメンヘラ製造機。趣味は弓道。
彼ぴっぴ……1308号室に住むかりんこのメンヘラ彼氏。恋人を束縛する、暴力を振るうクズ。
ナツ……1309号室の住人。美人のメイクアップアーティスト。
ぴょんす……ナツの彼氏で役者。イケメン。
舞能……彼ぴっぴの叔父。クズ野郎。
怒涛の暴力事件・犯罪行為
彼ぴっぴの一方的な口論の末、彼ぴっぴはかりんこを突き飛ばし(脳震盪)、さらにはフォークでかりんこの鼻を刺します。
かりんこの鼻は大きく腫れあがり、出血多量です。「カイジ」のキャラクターのような鼻になってしまいます。
かりんこは命からがら逃げ出し、隣人に助けを求めます。
ナツ「早くこっち入って!!警察はもう呼んであるから!早く!!!!」
ぴょんす「あのクズ来た時のためにもう少し人呼んどくわ」
『メンヘラ製造機だった私が鼻にフォークを刺された話』より
隣人のナツとぴょんすは救世主でもあり、かりんこの命の恩人です。
この二人の人命救助の精神にもう涙。この二人は隣室でトラブルが起きていることを察知し、彼ぴっぴによる暴力をスマホで録画。これがのちに証拠として生きてきます。
しかし警察の不手際で、彼ぴっぴは1309号室に入ってきてしまいます。この時の恐怖たるや。
ナツとぴょんすの活躍により難を逃れますが、ナツは足を負傷、さらにはかりんこが不可抗力による公務執行妨害を起こしてしまいます。
まさに地獄絵図です。
実話からくるリアリティ
最初は「エンターテイメントぽいな」なんて思っていた自分を恥じました。あまりのリアリティに一気読みでした。そして「あとがき」を読めばわかりますが、これは著者の実体験なのです。
事態は一時収束し、かりんこが入院してからも様々なことが起こります。
大けがによる後遺症、記憶障害、そして彼ぴっぴを糾弾するための調書取り……。
あまりに壮絶なエピソードで読むのが辛いです。
しかし、かりんこの不屈の精神や、彼女を助ける隣人や警察官、医師などの行動に勇気をもえらます。
本作の特殊さは終盤
そして本作の白眉は、彼ぴっぴの親族から示談を要求されてからのエピソード。
主人公が選んだのは、お金ではありませんでした。この選択に、そして著者の現在の姿に、涙腺が崩壊しました。
当たり前に守らなければならないものを守る。それは相当に難しいことではありますが、本作の登場人物たちはやってのけます。
『メンヘラ製造機だった私が鼻にフォークを刺された話』お得に読む方法
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終わりに
今回は『メンヘラ製造機だった私が鼻にフォークを刺された話』をご紹介しました。
いやぁ。かなりの衝撃作でした。理不尽は誰の身にもふりかかる。それでも、まっとうに誠実に生きる。そんな力強いメッセージを受け取りました。
どうも、グルリンゴ(@entame13423)でした。
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